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【732日目前半】天草で隠れキリシタンを学ぶ【熊本】

【天気】快晴
【走路】R324、R251
【現在地】長崎県南島原市
【宿泊地】道の駅『みずなし本陣ふかえ』

【走行距離】59km
【総走行距離】21589km

【話しかけてくれた人】10人
【総計】1972人

【出費】2700円
【内訳】サンタマリア館、フェリー

【特記事項】---
【走破地図】
map

+-+-+-+-+

天草といえば隠れキリシタン、ということで
少し興味があったため『サンタマリア館』という資料館に行ってみた。


1
道の駅の目の前にあり、海沿いのきれいな建物。
入館料は500円で、入口に割引券が置いてあり400円で入れる。


2
『キリシタン』は当て字で『切支丹』と書かれることが多いが、これは差別用語。
『首(支)を切る奴ら』というとんでもない意味だから使わないこと。


3
他にも『鬼利支丹』『切死丹』など、見るからに差別用語なものもある。
現在はクリスチャン、過去研究の際はキリシタンとカタカナ表記するのが正しい。


4
館内には江戸時代から昭和前期あたりまでの資料が展示されており、
特に江戸時代の禁教令(仏教以外の宗教の禁止令)前後のものが多い。


5
キリスト教の伝来についてちらっと触れられているが、詳細な説明はない。


6
この資料館のテーマは大きく2つ。
『禁教令の中、どのように隠れキリシタンが自身の信仰を続けたか』と
『長い年月を経て、隠れキリシタンの信仰がどのように変化したか』。




7
俺は一応ミッション系の大学を卒業、キリスト教の授業や礼拝の時間もあった。
イスラム教や仏教など幅広い宗教にちょっとだけ興味があるため、
宗教弾圧下の人々の活動が気になっていた。


10
キリスト教だけでなくイスラム教や仏教の一部、
つまり幕府が認めた宗教以外は認めない(罰せられる)のが禁教令。


12
宣教師や活動家は火刑や斬首により殺される(・`д・´;)
見つかれば死という状況でも、信仰を捨てずに隠れキリシタンになるのは
相当な覚悟だったに違いない。


11
財布の左側、菊紋を透かすとうっすらと十字が浮かぶ。


14
厨子の台座や背部が十字架になっている(その後黒く塗りつぶされた)。


15
同じく、背部に十字架と聖杯。


16
大名像の背面に、はりつけにされたイエス像が彫られている。


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支柱の中にマリア像。


19
十字型を意識した灯籠や子を抱く地蔵。


20
隠れキリシタンの信仰の変遷を語る上で欠かせないのがこのマリア地蔵。
詳しくは後述する。


21
翼が生えた観音像は偽装のためだろう。


22
隠れキリシタン達は、表向きは仏教徒として葬儀などを行うが、
仏教の戒名や葬式などは意味がないどころか屈辱でしかない。

死後に身内の者が墓石の戒名を削って白紙にしたり、
大翁宗(デウス=ゼウス)と彫り直したりしている。


27
葬式の作法そのものに対する抵抗として、
坊さんが読んでいるお経をつぼに封じ込める『経消し』といった手順も存在した。


28
十字架を作るための小銭セットや、閉じると中心に十字架が浮かぶハサミなど、
生活に則した信仰がされていたことがわかる。


23
『島原の乱』や『天草四郎時貞』という言葉は知っていても、
背景を知らなければ何も意味がない。


24
己の信念や信条を無理に曲げさせられるの苦痛は計り知れない。
俺も『オタクやめろ』と言われたらなんとかして偽装するだろう(´・*・)
そういった背景を知った上で、なぜ乱が起こったかなどを考えるとわかりやすい。


25
天草四郎時貞という人は生まれながらにカリスマ性が強かったらしく、
聡明なイケメンで現代の女性ファンも多いんだとか(・`д・´;)


31
みなさんもご存知の踏み絵。
これ考えだした人、相当頭が切れる上にえげつなさすぎるやろ...。


32
家の中を荒らしてキリシタンという証拠を見つけるよりも、
キリシタン本人の心を傷つけた上で捕らえるって拷問すぎる(´;ω;`)



26
ここまで禁教令当時の『隠れる方法』として見てきたが、
ここからはその様相がガラッと変わる。



29
お守りは、キリスト教の十字架という意味をすっかり忘れ去られ、
魔除けの護符として用いられるようになった。


33
象徴的なのがこのマリア観音である。


34
キリスト教の聖母マリアと、仏教の地蔵が一体化することなど本来あり得ない。


35
もともと『魔法的』『呪術的』『おそろしい』と迫害されていたキリシタンが、
キリシタンではないとごまかしのために作ったものが初めだろう。


36
しかし、何十年と経つうちにキリスト教の本当の教義を忘れ、
他の宗教と混ざり、『キリスト教みたいな民族信仰』になっていった。


37
それが子の代孫の代まで受け継がれると、
キリスト教ではなく『村の風習』として違和感なく溶け込んでいく。


38
結果、キリスト教のマリア信仰の隠れみのとしてではなく、
マリア観音という固有の信仰が出来上がってしまった。


39
教科書では『天草の隠れキリシタンは信仰を守り続けて復活した』とあるが、
実際はキリスト教的な何かになる、という大きな変容を経ている。

そのため、『これはキリスト教という確証がない、ただの風習である』と
弾圧を逃れたこともあるそうで、信者としては複雑だろう。


43
復活後は祭壇でお祈りをする家庭も現れ、本来の教義を取り戻していく。


40
正しい形で伝承されず、ところどころ変容していったのは
読み書きができる人が少なく口伝されていたからなんだろうか。
現代でいえば、桃太郎がまさかりかついで龍宮城に行くようなもんだろうw



42
日本最初の和訳聖書もあった。
一度きちんと聖書も読もうと思うのだが、なかなかおっくうで進まない。
子ども用の旧約聖書で、読んだ気になってしまった(´;ω;`)


41
宗教の土着信仰化の流れが自分にとっては新鮮で、いい勉強ができた。
たぶん、これ読んでる人にはその感動は何一つ伝わっていないだろう。
社会派をきどるな、B級スポットブログじゃないのかと苦情が来てしまうw


44
朝からものすごく頭の中が整理されて爽快!!!
この気分のままフェリー乗って長崎行くぞー!!!後編に続く!!!
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【731日目】いきなり団子と天草五橋【熊本】

【天気】快晴
【走路】R57、R324、R266
【現在地】熊本県天草市
【宿泊地】道の駅『有明』

【走行距離】97km
【総走行距離】21529km

【話しかけてくれた人】8人
【総計】1962人

【出費】1600円
【内訳】いきなり団子、銭湯

【特記事項】---
【走破地図】
map

+-+-+-+-+

食べてはいきなり団子、走っては天草五橋と、疲れたけど充実の1日(*´v`*)


1
熊本に入ってからの道の駅事情が芳しくない。
昨晩は国道のすぐ脇にある草むらの裏で隠れるようにしてテント張った。
深夜・早朝問わずトラックがバンバン通ってたけど、疲れてたし熟睡v(*´v`*)v


2
熊本市までは30kmほどずっと下り坂が続いて楽。
市内は他の大都市圏と変わらず栄えている。
馬刺しの店もあったけど...勇気が出なかった(´;ω;`)


3
57号線を快調に飛ばしていると、ふと目に入った『いも菓子屋』さん。
"いきなり団子"買おうと思ってたんや(*´v`*)


4
いきなり団子、1コ100円。これでも今日から値上げしてるらしい(・`д・´;)
ふつうの串に刺さった団子を想像してたら、大福みたいな形でびっくり。

さつまいもの上にあんこ乗せて、まるごと餅でくるんだ感じ。
一昨日大分の道の駅で買った『けんか餅』と同じやけど、こっちが本場。

安い上にぬくぬくでボリュームもあって最高においしかった(*´v`*)
こういうのは観光向けの店じゃなくて地元の店に限る!!!


5
店の前でぼーっと食べてたら、日本一周の文字を見かけたお店のご夫婦が
いきなり団子、いもまんじゅう、揚げいきなりをくださった。
どれもおいしかったです、ありがとうございました(*´v`*)


6
ちなみに、いきなり団子の名前の由来は
・"かんたん"や"大ざっぱに"という方言から来ている説
・いきなり来客が来ても出せる団子という説
・生のイモから作れる(生き成り)からという説などがあるそうだ。


7
う、海の上に車が浮いてる!!!(・`д・´;)


8
海に細い道路が渡してあって、漁船の係留や車への積み込みをしている様子。
パッと見すごい風景やったわ...。


9
快晴の中、有明海を横目に一気に走る。
暑くてすでに両腕は日焼けで真っ赤、顔も黒豚のように黒い(´;ω;`)


10
おっ、パラダイスかな?


11
首吊りくまモン...(・`д・´;)

どうでもいいけど、くまモンの文字を見るといつも『くもマン』と読んでしまう。
イメージ的には仮面ライダーのクモ男。なぜなのか。



12
おみっちゃんから『熊本行くならぜひ!!!』とおすすめされた天草五橋に到着(*´v`*)


13
愛媛のしまなみ海道と同じく、小さな島に次々と橋が架かっている。
1から5まで短い距離で連続して渡るため天草五橋と呼ばれる。


14
熊本市から国道57号で宇土を抜けると天草市まで船なしで行ける。
ただし、天草から長崎に行くには船が必要。


15
晴れてよかった(*´v`*)
というわけで橋にレッツゴー!!!


16
宇土から上天草に入る1橋がいちばん長い。


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橋から乗り出すと非常に怖いけど、小島や船はぜひ見ておきたい。


18
ちっこい島がいくつも重なるように奥まで続いている。
こういう風景は、大きな海やびわ湖では見られないので珍しい。


19
海の色も独特の青緑で目を奪われる。


20
1橋を渡り終えると、天草四郎の郷、上天草に到着!!!
キリシタンで反乱起こした人やっけ?ちゃんと勉強しとけばよかった(´;ω;`)


21
島はときどき坂道もあるけど、半分ほどは海沿いを走る気持ちいいルート。


22
惣菜屋さんでなんか買おうかと思ったら、駐車場のどまんなかに子猫(・`д・´;)


23
危ないからよけてあげよ...と近づいたら思いっきり威嚇された(´;ω;`)
あやうく引っかかれて噛まれるところだった。それにしても危ない...。


24
国道沿いに巨大な天草四郎像。パラダイス的なにおいがするw


25
巨大かつ派手な建物は天草四郎メモリアルホール。
現代では隠れてキリシタンやらんでもえーんやで、という意味だろうか。


26
熊本に入ってから『このしろ』という文字をよく見かける。
スーパーに刺身があったので買ってみた。これだけ入って300円。

コリコリしていてイカのような食感。淡白な味でイワシのような小骨感がある。
薄くスライスされてるし、一見骨は見えへんけど何やろ。不快ではなかった。


27
こんな魚だそうですw
煮たり焼いたりしても小骨感あるんかなぁ。


28
地元の方に話を聞いたり、写真撮ってもらったりして先へ進む。


29
これが2橋。高さはだいたい40mほど。手すりから下が見えるとけっこう怖い。


30
潮の流れで模様ができていてついつい眺めてしまう。


33
続いてすぐに3橋。屋根部分がなくてスカッとした景色。


32
全部の橋に共通してるんやけど、歩道が狭くてめちゃくちゃ怖い(´;ω;`)
ひと1人の肩幅くらいしかない歩道で、チャリ押して自分も歩くのは体力を使う。
しかも道路には大型車、橋から転げ落ちると40mで死ぬと思うと...(´;ω;`)


34
島や干潟はきれいやから、車が通ってないときにカメラを取り出す。
通ってると足元揺れるし風も来るから危ない。


35
4橋になると慣れて、はじめはチャリ押すだけで上半身ガチガチやったのが
よそ見したり後ろを振り返ってみたりできる。


36
満潮と干潮で景色も変わってくるんかな?
いろんな時間に来てみたい(*´v`*)


38
最後の5橋を渡ると大きな島に入るため、ここで天草五橋はおしまい。


39
通りすぎてきた小島の数々や、わたった橋のいくつかが見えていい振り返りになる。


41
道の駅に到着。
有明はタコが有名だそうで、有明産のタコを使った『びっくり焼き』(250円)購入。


42
8cmほどの巨大たこやきの中に、たこの足がごっそり入っている(*´v`*)
ふつうのたこ焼きでもよかったかもしれないw


43
昨日は阿蘇で激疲れ、今日も距離は長いし坂もあったし疲労のたまりどころ。
道の駅にスーパー銭湯が併設されているからのんびり粘ることにしよう。


44
来る途中『天草五橋は夕焼けがきれいですよ』と教えていただいた。
夕日を待ってから銭湯に行っても遅くはない。


45
うーん、聞いておいてよかった(*´v`*)


+-+-+-+-+

いきなり団子はおいしくてクセになるし、天草五橋も晴れてベストな具合やったし、
銭湯にも入れて大満足。あとはちゃんと眠れればいいけど...。

明日は天草からフェリーで長崎入り。
長崎市に行くか佐世保に行くか佐賀に近いルートにするかは迷い中。
プロフィール

けんち 

Author:けんち 
緑の服しか着ない自然派。

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